多様な価値観を理解すると人間関係が楽になる!

・うちの上司って本当にイヤだよね。

・あいつは、なんであんな言い方
 するんだろう!

・どうして、人の話をしっかり聴かないの?

・はっきりと自分の意見を言いなさいよ!

 

こんな事って、ありませんか?

 

人と付き合うと、自分が苦手な人や
理解に苦しむ人って必ずいますよね。

 

私の若い頃は、好き嫌いが人一倍
激しかったんです。

 

でもね、心理学や人間学を勉強すると
ほとんどが「価値観」の違いから
これらの違いが起こることがわかります。

 

そして、それにプラスして
持って生まれた性質も影響しています。

 

わかりやすい例をあげれば、
積極的に行動する人もいれば、
慎重に行動する人もいる。

 

明るい人もいれば、少し陰のある人もいる。

 

人と関わることが好きな人もいれば、
自分一人で突き詰めのが好きな人もいる。

 

人って、自分の意見や考えに賛同してくれる人

「そうそう、わかってくれるね!」

  

と思うし、自分の意見を反対されたり、否定されると
腹が立ったり、嫌なやつと感じたりします。

  

自分に対する批判を言ってくれる人は、
耳が痛いので遠ざける傾向がありますが、
自分と性質や価値観が違うからこそ、
自分では気づかないことを
教えてくれることがあります。

 

私が尊敬する、人間関係作りの達人、
松下電器の創業者、松下幸之助氏の言葉で、

 

「きみな、一生懸命、経営をして成果を上げているけど、
自分で気づかん問題点もいっぱいあるわ。
だから、いろいろ批判する人も出てくるけど、
そういう人を大事にせんとあかんよ。
 

部下でも同じことや。周囲は、ええことばかり、
きみのご機嫌をとるようなことばかり言うわ。
まあ、すすんで、経営者、指導者に、
諫言(かんげん)してくれる部下とか、
直言してくれる人を大事にせんとな。
 

家康も、主君に対する諫言は、一番槍より値打ちが
あると言うてるやろ。
あんた、こういうことに気を付けないとあきませんよ、
こういうところは直さんとあきませんよ、
というそういうことを言ってくれる人を、
意識して大事にするということやね」

 

また30代の頃、私と同じ歳で大成功していた
経営者からこう言われたことがありました。

 

「べんちゃんがもし社長になるなら、
仮にその会社に社員が100人いたら、
100人の脳みそを持たなあかん!!」

 

はじめ、言ってる意味がわかりませんでした。
歳を重ねてきて、少しわかってきたのは、
世の中には、いろんな価値観の人がいて、
正しい、間違いはなく、
それらを素直に受け止めて理解して
あげることが、上に立つ者には
必要だということでした。

 

そして、人の性格・性質も実はいくつかの種類があって
何も勉強しないより、人のタイプの勉強をすると
人間関係作りが楽になります。

 

もちろん、自分のタイプをしっかり知る必要もあります。
そのうえで、他のタイプも知る。
そして、それぞれの違いを知ることで
人間関係のストレスが激減します。

  

人は多様な価値観を持っています。
だからこそ、その価値観を理解すると
人間関係がとても楽になります。

 

ぜひ、積極的に人の多様な価値観を
受け止めて、理解する努力をしていきましょう!!

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Posted by 和田勉